「演劇」は低学年から人間力を磨くことのできる特異な教科であり
多様な力を結集した総合芸術です
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正しい
言葉 -
美しい
動作 -
心情の
表現
これらを身体全部を使って表現する(演じる)ことで、
一人ひとりの役割や協調性、コミュニケーション力を身に付けます。
欧米の学校では広く取り入れられ、コミュニケーションや論理的思考力を育成するには
必須の授業と位置付けられています。
- 芸術性
- 歌う、踊る、演じる楽しさを経験し、芸術性を学びます。
- コミュニケーション
能力の構築 - セリフや歌、演技を通して人間関係を演じ、自分自身とは違う経験を疑似体験します。
- 多重知能の活用
- 教科を横断した、総合科目としての演劇。
すべての教科の要素が一つの活動に集約され、
演じることで、自らを表現する力を養います。 - 他の気持ちを
考える、感じる - 役のセリフや人物像を演じることで、いろいろな立場の人の気持ちや
考え方を疑似体験できます。 - うまくいかなくても
我慢し、
乗り越え
ようとする - 自分の思い通りに行かないこともしばしば。ときにはトラブルになることもあります。
そのような中で児童たちは、少しずつ譲り合い、主張しあって、
問題を発見し、課題化し、解決することを学んでいきます。
授業について
専科の講師が、演技や歌、
踊りの基礎から、
一つのミュージカルを
作り上げるまで指導します。
リリーベール小学校では、1年生から週1回演劇の授業があります。演劇の講師が専門性の高い授業を行っています。
正科として演劇の授業がある学校は、日本でも数が少なく貴重な存在です。しかし欧米では演劇の授業は一般的です。公立の小学校にも普通に演劇室があり、演劇の授業があります。世界の基準では、演劇は決して珍しい科目ではなく、その教育効果や理論に裏打ちされたスタンダードな「必須科目」なのです。
セリフやダンス、音楽を通して、心の表現はもちろんのこと、ダンスでの空間認知、立ち位置や段取りの変更にも素早く対応できる力、何よりテーマを「伝えよう」とする意識。
身体能力や知能の発達に寄与するのはもちろんのこと、子どもたちの心を豊かに育てます。
クリスマスアッセンブリーでの
全学年公演
毎年12月に開催されるクリスマスアッセンブリーは、児童によるミュージカルです。
演じるのは当校のオリジナル作品。児童、校長、演劇講師(脚本家)等で原作を考え、脚本家の先生に脚本化していただきミュージカルとして上演しています。
児童たちはこの日のために日々練習を重ねます。
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特別講師による演劇表現の授業
友達と一緒に役を演じる楽しさを大切にしながら「アクション=伝える力」と「リアクション=聴く力」について学びます。演技だけでなく歌やダンスを通して表現力を養います。
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創作のプロセスを体験
高学年になると観客に楽しんでもらえる喜びを知ります。もっと楽しんでもらおうと、台本をもとにセリフを付け足したり動きを考えたりして、自分たちで劇を作り上げていきます。