音読道徳教科書「日本の美しい言葉と作法」のこと
この本は リリーベール小学校の全校児童が 隔日で音読している音読道徳教科書です。
音読道徳教科書には 親や祖先 国家や国土を愛し 常に感謝の心を持って生きる,人間としての根本的な基準が書かれています。
例えば本書の37ページ第四章家族「家族は最高の宝です。人間は一人では生きられません。みんなで力を合わせることが大切です。」そして「お父さんとお母さんは,私達子どもを一番愛してくださっている方です。」等々,命のこと,困ったことがあれば何でも家族に話すこと。家族を誇りに思うことなどが,美しく耳に心地よい簡潔な言葉で綴られています。
そのほかに 基本的な生活上のルールもあります。
例えば,第一章言葉「美しい言葉は美しい心を育てます。 優しい心で正しい言葉を贈りましょう。」「挨拶は人より先に自分から」「履き物はいつでもきちんと揃えます。」「食事中は無闇に席を立ちません。」等々
当たり前のことだけど 繰り返し身につけさせる場が少なくなってきている現代社会です。言葉も作法も自己流に簡略化され,心が行動に体現されず,ちょっとしたことで誤解が生じ衝突する・・・。そんな日常が見られることがありますね。
礼儀正しく美しい言葉で挨拶をすることは人間関係を形作る第一歩です。言葉や形を体現することで,相手への思いやりや優しさや感謝の心が芽生えるのです。
これらのことを小学校時代に身につけることが出来たら,周りの人から愛されて一生幸せな人生を送れるに違いありません。音読道徳教科書「日本の美しい言葉と作法」を音読し,6年間でしっかりと身体にしみこませて卒業させたいと思うのです。
今月24日と25日には この本の著者 野口芳宏先生をお迎えして 公開研究授業と野口先生の特別授業そして講演会がリリーベール小学校で開催されます。